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営業職

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営業職のモデルケース


中堅メーカーのルートセールスを担う

中堅メーカーのルートセールスを担う

李博文さんは、高校時代から日本語を学び、日本の大学に留学した。先行は日本文学で、村上春樹など日本の現代文学を学んだ。就活では大企業を中心に入社試験を受けたが、採用には至らず、N1クラブ主催の会社説明会で中堅の機械メーカーに営業マンとして就職した。

李さんの仕事の内容は得意先企業に対するルート営業で、他の日本人と全く同じだった。文系留学生の多くは国際業務に就きたがるが、ずっと日本に残っていたいと考えている李さんにとっては、日本のビジネスや習慣を体験的に学ぶことができるので、希望通りの仕事だった。

李さんは30社ほどの得意先を定期的に訪問し、お客様のニーズをよく聞いて、メンテナンスチームとの連絡や、新しい機械の提案をしている。日本人の仕事に対する厳しさや、ニーズの細かさなど、予想以上だったが、中国人的な大雑把さよりも、自分には合っていると思う。

お客様の中には、中国に工場を持っているところもあり、先日、新型モデルの日本と現地工場への同時導入が決まった。近々、中国の工場にエンジニアとともに営業兼通訳として説明に行くことになった。

今のところ、将来のキャリアについては特に考えていないが、最低でも5年間は同社で働こうと決めている。


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